Vue7でCGの背景用HDRイメージをつくる(Vue7 Pro Studio) [Vue]

Vue7で作った背景用のHDR(ハイダイナミックレンジ)イメージをShade12に読み込んでレンダリングした画像です。
このようにCG空間に背景としてHDRイメージを配置すると金属やガラスなど反射率の高い材質の表面にリアルな映り込みを表現することができます。
その背景用のHDRイメージをVue7で作れるみたいなので挑戦してみました。

そしてこれが今回Vue7で作ったCGの背景用イメージです。
このイメージをHDRで保存し、それをShade12の背景に読み込んでレンダリングしたのが、このページの一番上の画像です。
背景用のHDRイメージの作成過程です。

まず、Vue7で木と草だけのシンプルなシーンを作ります。
時間があれば人工物や岩などを配置しても良いと思います。
次にシーンの中央にカメラを配置します。
カメラをシーンの中央に配置したのは360°のパノラマでレンダリングするためです。
レンダリングの設定です。

レンダリング設定の「パノラマレンダリング設定」と「球状レンダリング設定」にチェックを入れてレンダリングを開始します。

レンダリングが完了したら保存のアイコンをクリックします。

ファイルは「High Dynamic Range」で保存します。
次にVue7で作ったHDRイメージをShade12の「背景」に読み込みます。

shade12の背景での投影は「平面」「球」「ライトプローブ」「キューブマップ」「パーティカルクロス」5種類ありますがVue7で作ったイメージのタイプは「球」を選択します。

Shade12で反射率(映り込み)の高い表面材質のオブジェを作成してレンダリングするとVue7で作ったHDRイメージの効果を確認できます。
今回、背景設定の学習中に知ったのですがShade12でも背景用のHDRイメージが作れるらしい。

Shade12の「レンダリング設定」の「効果」>「魚眼レンズ」「パノラマ」でレンダリングするとVue7と同じように3DCGの背景用のHDRイメージを作れるみたいなので次回挑戦してみたいと思います。
Shade12でリアルな空や雲の設定をしたり大量の植物を配置するのは大変なので屋外のシーンをつくるにはVue7が向いているような気がします。
屋内のシーンはShade12の方がつくりやすいかも。
それから、高品質なHDRイメージ素材がイーフロンティアで販売されてます。
http://shade.e-frontier.co.jp/content/what_hdri.html
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